こんにちは!ケニーです。
いつもブログを読んでいただき、ありがとうございますm(_ _)m
この記事の目次
まずは結論…!
サラリーマンの皆様〜!
毎年、4月・5月・6月(実働:3月〜5月)の残業には十分にお気をつけ下さいッ…!
社会保険料が増えて、手取りが減る悲劇が訪れるかも知れません。。
ここから本題ッ!
今日はブログ投稿1000本ノックの276本目。
以前の記事で書いた、社会保険料と残業の関係性について…。
結局、上記記事で書いていた「社会保険料 → 納税」は全く関係がなさそうでした。。
そのため、僕自身も現在実践中なのですが、3月・4月・5月は残業を極力行わないようにしております。
(まぁ、その前からムダな残業は嫌いなので、行っていませんが…^^;)
この点について、「オタク会計士ch【山田真哉】」さんが、動画で分かりやすく解説してくれておりました。
サラリーマン・会社員にとっては気になる話題であり、社会人の常識として理解しておきたい内容になっております。
給与明細に記載されている、健康保険料・厚生年金保険料がどういう風にして算出されるのか…?
について、改めて解説させていただきます。
残業すると何が変わる…?
前提条件
僕自身もそうですが、給与が、
- 月末締め
- 翌月払い(10日とします)
の場合で更に、
- 額面の給与:20万円
- 勤務期間:3年目
の例でご説明します。
その場合、以下のような給与明細になります。
※40歳未満、東京・協会けんぽの場合
給与支給と支給対象期間
3月分に支給される給与は、2月に働いた分が支給されます。
今回気をつけなければいけないのは、
4月・5月・6月に支給される給与
なのですが、
支給対象の働いた期間は、3月・4月・5月
となります。
僕が勤めている会社もそうなのですが、
繁忙期が3〜5月の会社はけっこう大変…。
残業を行うと何が変わる?
今回は、3月に10時間の残業を行った場合を想定します。
その場合、4月の給与明細はこうなります。
赤文字の数値が変わったところですが、残業を行ったことにより
時間外手当(俗に言う残業代)が増えております。
それに伴い、健康保険料・厚生年金保険料も増えるのかと思いきや…。
特に変わっておりません。。
増えているのは、
- 雇用保険料
- 所得税
でした。
しかも増えたと言っても、合計で約4千円程度です。
実は給料から控除される中で、金額の大きい健康保険料・厚生年金保険料は、一部の例外を除き、
1年間金額は固定
なのですッ…!
社会保険料はどう決まる…?
社会保険(健康保険・厚生年金保険)については、算定方法が決まっております。
社会保険料の算定方法
算定は以下の流れで決められます。
- 4〜6月の給与支給額 ÷ 3 =「報酬月額」
- 7月10日「算定基礎届」提出
- 9月分(10月支払分)〜 翌年8月分(9月支払分)の社会保険料 等級変更
そのため、1.の「4〜6月の給与支給額」即ち、
「3〜5月の残業時間」が、1年間の社会保険料の金額に大きく関わってきますッ…!
社会保険料額表
全国健康保険協会(協会けんぽ)のホームページで、
が公開されております。
地域ごとによって表が分かれておりましたが、僕が勤めている東京都の表はこんな感じでした。
標準報酬の月額に応じて、等級が決まり、等級に応じて給料からの天引きが必要な、
- 健康保険料(全国健康保険協会管掌健康保険料)
- 厚生年金保険料(厚生年金基金加入員を除く)
が決まります。
冒頭の例だと…?
まずは3月分支給の数値の場合。
この給与明細の方が、3〜5月も同じ条件で働いたら、社会保険料額表だと、
表の上記にあたります。
等級:17、社会保険料は上記の通り、
- 健康保険料:9,810円
- 厚生年金保険料:18,300円
というふうに決まります。
続いて、4月分支給の数値の場合だと。
この給与明細の方が、3〜5月も同じ条件で働いたら、社会保険料額表だと、
表の上記にあたりまして、なんと…。
等級:23まで上がってしまい、社会保険料は上記の通り、
- 健康保険料:15,696円
- 厚生年金保険料:29,280円
次の1年間(10月〜翌9月支給分)が、
月:1.6万円ほど跳ね上がってしまいます。。
まぁ恐ろしい…。
手取りが減った後の数値
等級:23まで上がった方が、その後繁忙期も終わり、残業なしで働いたとしたら…。
前述の通り、社会保険料が約:1.6万円上がった分、
手取りも、約:1.6万円少なくなってしまいます…。
しかも、これが1年間続くため、
年間:19万円手取りが減ってしまうという。。
この制度を、
社会人になっても誰も教えてくれない
というのがこの国の闇だと感じてしまいます…。
まさに情弱(情報弱者)は、お国から自然とお金を搾り取られてしまうという構図ですね。
厚生年金保険料は上がるが…
月次の手取りが減っても、厚生年金保険料を多く支払っていれば、老後は楽になるのでは…?
そんな疑問もあるかと思います。
だが、しかしッ…!
以前に厚生年金の改悪について、以下の記事で触れさせていただきました。
また、このブログでおなじみの両学長が、別の動画で厚生年金について言及しております。
結論としては、
国民年金ほど厚生年金はコスパが良くない!
ということで、僕自身はムダな社会保険料は払いたくありませんw
社会保険料の節約
…というワケで、4〜6月の支給額(≒ 3〜5月の残業時間)を減らすことで、社会保険料が節約できます!
おおよそ、給与の15%を占める社会保険料。。
できることならば、同じ時間残業をするなら、6月〜翌2月にした方が、
- 社会保険料の節約
- 残業代による手取りアップ
の両方が実現できる可能性が高いです!
ただし、個人的な意見ですが、残業代で短期的な手取りを上げるよりも、
同じ時間を副業など自分が豊かになれる他の時間に使う方が、有意義に感じております!
まとめ
なぜ、3月・4月・5月に残業を行わないようにした方が、
年間の給料手取りが増えるのか…?
これで僕自身もスッキリしました。
まだ4月と5月は残っておりますが、今まで以上に仕事の生産性を上げて、無駄な残業はより一層行わないようにしたいと思います!
(そもそも無駄な残業は、会社にとって無駄な経費の発生を意味します…)
この時期の残業は、一時的な手取りは増えますが、その分年間の社会保険料も増えますので、要注意ですね…!
皆様もご参考下さいませ!
人生というRPG…!
マネーリテラシー高めて経験値を貯めて、
「お金にまつわる5つの力」のレベルを上げて、
共に成長して楽しんでいきましょ~♪
それでは、今後も自由(FIRE)への道を歩んでいきます!
今日もキラやばー☆( ゚∀゚)o彡°
両学長の書籍
両学長は、僕と同い年の方なのですが、親近感のある喋り方と、実践に基づくお金の教養力があり、とても尊敬しております!
書籍「お金の大学」は、両学長の各種動画と同じくらい、とてもわかり易くお金の教養が網羅されています。
FIREを目指されている方は必読の1冊!ぜひご覧ください♪
編集後記:あとがき…
昨日は急遽、長野への旅行+研修の予定をキャンセルし、1日家族と一緒に家でのんびりと過ごしていました。
最近は睡眠不足気味でしたので、夜は早めに就寝。。
今朝もゆっくり起きて、久しぶりに9時間ほど寝ちゃいましたw
先日の記事で書いたApple Watchにインストールしている
というアプリで、睡眠の記録を取り続けているのですが…。
昨晩は睡眠の評価が高く(≒熟睡できていた)、
「睡眠バンク」という、睡眠不足=借金で表示される機能で、負債が減ってきました♪
※先月末は32%まで負債が溜まってました…
今日は頭がスッキリしているので、この数値もあながち間違っていないかも。。
健康管理にも、Apple Watchは便利に使えそうです♪