こんばんは!ケニーです。
いつもブログを読んでいただき、ありがとうございますm(_ _)m
この記事の目次
まずは結論…!
「老後2000万円問題」っていう言葉、覚えているでしょうか…?
- 今まさに2千万円問題解決に向けて取り組み中!
- あぁそんなのもあったね…、当初は不安だったけど今はもう気にしてないや。。
- あれは単なるメディアの煽りでしょ、本当はそんなに必要ないと思うよ~。
こんな感じで、色々な考えの人がいると思います。
ちなみに僕自身は、3.の考えに近いです!
しかし、実はこの問題、
- すでに消えて無くなっていた
- 統計データ上は、老後55万円問題になっている
ってぇ、どういうこと…?
しかも、お金に詳しい人たちの間では、
老後2000万円問題はもはや存在しない。
というか、もともと存在しなかった。
って意見がよくあるようです…。
ここから本題ッ!
今日はブログ投稿1000本ノックの383本目。
当ブログで毎度おなじみ両学長が配信されていた動画から、老後2千万円問題の闇?について、解説したいと思います!
…ということで、今日の記事ではこの3点について解説します。
- 復習!老後2000万円問題とは?
- 消えた老後2000万円問題…
- 老後2000万円問題から、何を学びどうアクションを起こすべきか2選
それでは、行ってみましょう!
1.老後2千万円問題の復習
この発言が話題になったのは、2019年の夏のことです。
発端は金融庁が公表した、高齢社会における資産形成管理という報告書でした。
その報告書の論法は、以下の通り。
夫が65歳以上、妻が60歳以上の夫婦のみの世帯
世帯主が無職で見ると
- 平均的な収入:月額約21万円
- 平均的な支出:月額約26.5万円
- 老後の家計は毎月約5万5千円の赤字
- 月5万5千円 → 年間66万円の赤字になる
- 老後を30年とすれば、66万円×30年で1980万円の赤字に…
- 定年後 95歳まで生きるとして、老後資金は約2000万円必要…!
こう受け取れる試算が注目されて、大騒ぎになりました。
老後資金2000万円不足ッ!
っていう言葉が大きく取り上げられ、
SNSでも🔥大炎上🔥
政府としても、金融相が「報告書を受け取らない」。
首相は「不正確であり、誤解を与えるものだった」などと発言する事態になりました。
これで、当時は色々な意見が飛び交って、収拾がつかなくなってました。
- 国が年金制度の破綻を認めた
- 生きていけないじゃん!何とかしてよー!
- いやいや、金融庁の意図からずれた切り抜きは止めとけや!
- 生活水準が人によって違うのに、全員「2000万円不足」なわけないよね
っていった感じです。
結局は、何がどうなったのかがうやむやなまま、時間が過ぎてしまいました。
これが、老後2000万円問題の概要です。
2.消えた老後2000万円問題
こちらの表をご覧下さい。
※画像は動画より引用
いわき瑞穂さんの結局老後2000万円問題ってどうなったんですか?
っていう書籍からの抜粋です。
まず一番上の段を見てください。
総務省の家計調査に基づく、2017年時点において高齢夫婦無職世帯では、年金と支出の差額は月:54,519円の赤字でした。
これを年額換算すると、年間:654,228円の赤字になります。
この赤字が30年分積み上がると、累計:19,629,840円の赤字です。
これが先ほど1.で復習した、老後2000万円問題の数値です。
※画像は動画より引用
ところが、2018年のデータを見てみるとこの通り。
年金と支出の差額は、月:41,872円の赤字に縮小。
30年累計では、約1,500万円の赤字です。
えー?って感じですが、老後1500万円問題に変わってしまいました…^^;
※画像は動画より引用
続いて、2019年のデータというと…。
年金と支出の差額は、月:33,269円の赤字に。
さらに30年累計では、約1,200万円の赤字です。
今度は老後1200万円問題に変わってしまいました。。
※画像は動画より引用
そして、2020年のデータですが…。
年金と支出の差額は、なんと月:1,541円の赤字になりました。
30年累計で見ると、約55万円の赤字です。
つまり、
- 2017年をベースにすると、老後2000万円問題に
- 2020年をベースにすると、老後55万円問題に
なるというわけです。
これを聞いて、
なんじゃそりゃ?
って感じている人も、少なくないんじゃないでしょうか?
何を隠そう、僕もその一人ですwww
実際には100人の国民がいれば、必要な老後資金は100通りあります。
- 老後300万円問題の人もいる
- 老後1050万円問題の人もいる
- 老後3280万円問題の人もいる
いろんな資産状況・収入の人がいて、それぞれ個別に計算してみないと、分かるはずがありません。。
統計データに基づいた、マクロな数字を使って、
統計上はこういう数字になっている。
って伝えることは、「人々に考えるきっかけを作る」という点でも、無意味ではなかったということです。
また、2021年の家計調査が出れば、また数字は変わるでしょう。
黒字幅が広がっているかもしれませんし、また大きな赤字に戻っているかもしれません。。
もしかしたら、また2000万円の赤字が復活しないとも言い切れませんよね…^^;
ケニーの個人的見解
ちょっと脇道に逸れて、ここからはアラフォーおっさんの戯言と思って聞き流してもらいたいと思いますが…。
この老後2000万円問題は、
マスメディアの発信力・影響力が、どの程度残っているのか?
を実験していたんじゃあないかな、と思っています。
そしてそれは、
コロナ騒動を日本国民の隅々にまで波及させることに、一役買った。
そんな実験結果だったんじゃあないか…?と思います。
以上、たわ言終了w
3.この問題から何を学びどうアクションを起こすべきか?
老後2000万円問題から、何を学び、どうアクションを起こすべきか?
結論としては、以下の2つです。
①平均を自分の人生にしない
②今を良くする
順番に解説します。
①平均を自分の人生にしない
老後2000万円問題で使われた数字は、統計調査に基づく、
平均値
です。
平均値とは、誰の人生でもない、ただの統計上の数字なんです。
例えばですが、
- 身長170センチの男性Aさん
- 身長180センチの男性 Bさん
この2人しかいない世界があったとして、男性の平均身長は175センチになりますよね。
しかし、平均身長175センチの男性っていうのは、この2人だけの世界にはいない、架空の存在です。
この例と同じように、老後2000万円問題で扱われた数字、
- 食費64,444円
- 住居費13,656円(賃貸だったらありえない…)
- 交通費・通信費27,656円
全項目で、これらの数値と全く同じ金額で暮らしている家計は、存在するわけないですよね。。
繰り返しになりますが、これはあくまで統計調査に基づく平均値に過ぎないからです。
自分に関係のない数字やアドバイスに振り回されないようにしましょう…!
老後2000万円問題をきっかけに、
- 自分の家計を見直す
- 今の家計を家計簿アプリなどで見える化する
- 無駄な支出を削る
- この先10年~20年のシミュレーションをする
- 貯蓄計画を作る
- 余剰資金を投資に回すルーティンを作る
こうやって、賢い自分になろうとした人の未来は、やっぱり明るくなると思います!
僕自身も、2018年から毎日の取引をベースに家計簿をつけております!
また、ブログを書き始めてからは、毎月記事にさせてもらっています!
お金持ちになるためには、家計簿は必須!と言えるかもしれませんね…!
どんな統計データがあろうと、各家庭のの家計簿こそが実態、つまりリアルです。
- 平均を自分の人生にしない!
- 自分のライフスタイルは自分で確立する!
僕たちは、こういう意識で参りましょうッ!
②今を良くする
過去にこんな記事を書いておりました。
この記事の概要ですが…。
老後資金は計算できない!その理由は2つ!!
- 20年~30年後の老後生活費は正しく計算できない(ライフスタイル・物価の変化があるため)
- 老後の期間は正しく計算できない(いつ死ぬかは誰にもわからない)
そのため、遠い将来。
つまり老後のためにもやもやと悩むのではなく、明日をよくするために今日どう行動するか?
こういった趣旨の記事になっております。
今、60代・70代の人で、こう考えたことがある人は少なくないと思います。
明日死ぬて分かっていたら、今日の自分は金持ちなのになぁ
こんな感じです。
例えば預金口座に100万円あって、寿命が明日と分かっていれば、十分にお金持ちとなります。
残り5年で100万円使うのと、今日1日で100万円使うのとでは、残された寿命1日あたりに使えるお金の額が全然違うからですね。
問題は、手元の資産が、
- 100万円あろうが
- 1000万円あろうが
- 1億円あろうが
自分がいつ死ぬか分からない
ということですよね。。
いつ死ぬか分からない以上、自分の必要な老後資金が確定する日は一生来ません。。
だから、何歳になってもお金の不安が消えないんです。
お金に色は付いていません。
頑張って貯めた100万円というのは、
- 結婚式の費用
- 車の購入代金
- 住宅購入の頭金
- 子供の教育費
- 老後資金
いずれにも自分の意思決定ですることができます。
30年後に老後資金が2000万円必要かどうかはわかりませんが、1年後持っている100万円には、当然100万円の価値があるわけです。
だから、ターゲットとする老後資金額の妥当性を考え続けるよりも、
今日は昨日よりも賢い自分になって、
しっかりお金を管理して、
昨日よりも1円でも多い自分の財産を保とうとする!
ことの方がよっぽど健全ですよね…!
資産形成というのは、こういった日々の積み重ねの結果でしかありません。
まとめ
人間は遠くの課題や大きすぎる課題。
こういったものにぶち当たると、不安が大きくなり、身動きがとれなくなります。
老後2000万円問題という言葉を見聞きして、「そんなの無理だよ!」って気持ちになるのは当然のことです。
でも、今日を昨日よりも良くすることは、誰にでもできます!
明日はどんな自分になりたい?
この問いを自分自身に投げかけ、ぜひ今を良くすることに集中していきましょう!
※ちなみにこの問いは、以下の記事でもご紹介済み…m(_ _)m
また、年齢が何歳だろうと関係ありません。
平均寿命は余裕の80歳超え。
100歳まで生きる人も珍しくありません。
僕たちは、しっかり一日一日を積み上げていきましょう!!
人生というRPG…!
マネーリテラシー高めて経験値を貯めて、
「お金にまつわる5つの力」のレベルを上げて、
共に成長して楽しんでいきましょ~♪
それでは、今後も自由(FIRE)への道を歩んでいきます!
ごきげんよう〜(^^)v
両学長の書籍
両学長は、僕と同い年の方なのですが、親近感のある喋り方と、実践に基づくお金の教養力があり、とても尊敬しております!
書籍「お金の大学」は、両学長の各種動画と同じくらい、とてもわかり易くお金の教養が網羅されています。
FIREを目指されている方は必読の1冊!ぜひご覧ください♪
編集後記:あとがき…
昨晩は久しぶりにサウナでととのいましたが、過去最高にいい睡眠を取れていたようですw
昨日は、最近ハマっている036ちゃんねるの動画を見ながら、ハイボールを1杯♪
その後に、いつものサウナに行ったところ、まぁイイ感じでととのいました…!
来週以降も軽くアルコール消毒してから、サ道を楽しみたいと思いますw