こんにちは!ケニーです。
いつもブログを読んでいただき、ありがとうございますm(_ _)m
この記事の目次
まずは結論…!
怒りっぽい人は必ず不幸に向かっていきます…!
というのが仏教の教え。。
気になる方は続きをどうぞ…m(_ _)m
ここから本題ッ!
今日はブログ投稿1000本ノックの242本目。
仏教の教えをYoutubeで配信されている「菊谷さん」の動画で、自分にも心当たりがある「怒り」について解説します。
怒りやすい人
怒りやすい人は「沸点の低い人」なんて表現されることもあります。
「瞬間湯沸かし器 ≒ ティファール」みたいということで、
「僕自身のことか…」とグサッと刺さりました。。
以下の内容は、相談者の方に対して菊谷さんの回答です。
相談者の相談がとても共感する内容だったので、引用させていただきます。
相談者のオーナーの方は、何人かの社員を雇ってるんですけれども、社員一人ひとりの責任というのオーナーと全然違います。
オーナーは、その店の店主として責任を果たさなきゃいけない。
配達しなかったらもう大変な目にあう。
社員はそこまでの責任はないので、ちょっと今日は休ませてください。
朝早くから電話かけて、今日は起きれないということで、ちょっと頭痛いんで休ませてください。
と言ってくるわけです。
オーナーとしては腹が立ってくる。
- もうちょっと責任感じてやってくれよ
- お金貰ってんだから
こういうな気持ちになる。
しょうがないので、
「この社員の代わりに、自分は配達に行くしかない」
ってことで、なにしろ大変。
…でついつい、
- もうちょっと自覚してくれ!と声を荒げてしまう
- 腹を立ててしまう
という話なんですね。
まあよく分かります。
それだけ大変なんです。
「自分は腹を立ててしまうということを反省」しておられる。
という時点でもその自覚があるということ。
それは、もう課題の半分は解決したということなんです。
本当に腹を立てやすい、本当に怒りやすい人というのは、
自分が怒りやすくて、人に迷惑かけている。
という自覚が薄い、あるいは無い人。
- 腹を立てて、人を傷つけている
- 人を緊張させたり、不安にさせてる
っていうことを感じている方は、「自分は怒りやすい」と自覚のある人なんです。
そういう人は、少しでも良くなっているんですよ。
その自覚がないのが、一番問題なんです。
そういう悩みがもう既にあって、そして仏教講師である私に
「どうしたらいいんでしょうか?
心がけ教えてください。」
と悩まれてるからこそ、こういうメールを送って来られる。
その時点で「課題の半分は解決している」こう言ってもいいかと思います。
…なんか、最後の言葉だけで、大分救われた気がしました。。(涙)
過去の記事でも何度か書いているのですが、自分は周りに対して「怖い」という感情を抱かせている。
その自覚は、妻やその他の指摘をいただける有り難い方々のおかげで、ちょっとずつ芽生えてきました…。
しかし、課題を感じているだけで何も行動に移さないと、課題は在り続けてしまうので、何をどうするか?
動画の内容を元に解説していきたいと思います。
怒りやすい人と怒りにくい人の違い
結局、怒りやすい人と怒りにくい人の違いというのは、
- 自分に目を向けているか
- 自分に目を向けていないか
あるいは、
- 人にばかり目を向けているか
- 自分を省みる心があるか
こういったところが違いのチェックポイントです。
そのポイントを解説されていたのが、この後の4つの項目になります。
①幼児教育
怒りやすい人というのは、一言でいうと「禅定」ができていない。
禅定とは…?
- 心を静める
- 心を定める
- 己に目を向けること
を禅定と言うそうです。
この3つができていると、簡単には怒ることは無い。
確かに怒っている状態では、3つとも難しそうですよね。。
そして、禅定の反対が「散乱」。
散乱とは…?
読んで字の如くですが、
- 心が散り乱れている
- 外ばかりに目を向けている
という状態で、こういう人は怒りっぽいとのこと。
言われてみると、至極当然ですね。。
幼児教育での怒り
「何で出来ないの!」と親が子供を叱る。
「叱っている」というよりも、明らかに「怒っている」。
例えば、
子供がものをこぼした時に、注意をする。
しかし、何度言ってもこぼす。
その床を掃除するのは、机を掃除するのも自分だし…。
と、親としては、腹が立ってくる。
こぼすなって何度も言ってるのに。
子供が聞かずにまたこぼす。
親からしたら、
「自分の言うことを聞いてくれてない」という、馬鹿にされてるみたいに思うと思います。
すごく腹を立てるということになります。
- 子供を叱る9割は、日常の同じことで怒っている
- 新しいことで怒ることはほとんどない
- 同じことで怒り続けて、泥沼にハマり親は苦しむ
- 子どもが萎縮して、余計に怒られる
その気持ち、よく分かります…。
僕も妻に対して、そうなることが多いですし、改善につながりにくいので。。
そんな時の対処法
幼児教育では、
「何で出来ないの!」と責める前に、
「何でこの子はできないんだろう?」ということを
大人の頭で、大人の知恵で考えてみることが大事と言います!
そうすると、いろんな課題が見えてきます。
例えば、子供がこぼし続けることで言うと、
- 器の縁が持ちづらい形状だった
- 椅子が高すぎて子供の身長と合っていない
それが原因で、子供が食べづらそうにしてた、ということが分かる。
原因が分かったらと、改善!ということで器を変えて、椅子の高さを合わせたところ、子供はすっかりこぼさなくなったと。
まさに因果関係ですよね。
結局、子供を責める前に、
自分自身が変えられることはないだろうか?
と自分について考えてみるということ。
すなわち、子供という外側に向けて当り散らす(散乱)のではなく、
自分はこんな時にどうしたらいいんだろうか?
と自分の頭で考えてみること(禅定)がポイントということでした。
②5Why
この幼児教育の話に似ているのが、TOYOTA(トヨタ)の改善と言われる「5why」です。
トヨタ自動車の「5why」というのは、世界的に有名ですが、
- なぜそういうミスが起きたのか?
- なぜそういう問題が起きたのか?
というのを、5回「なぜ?なぜ?なぜ?…」を繰り返していく手法です。
ある社員のミスの例
トヨタの事例でいうと、
- ある社員がミスをした
- 工場のラインを一旦止める必要が出た
- 社員が所属していた課全体に迷惑をかけた
- 課長が社員に対し叱った「なんでそんなミスが起きたんだ!」
- 原因は「ぼーっとしてたから」
- 課長は部下をさらに叱責
「ちゃんとやれよ!お前一人がぼーっとしてたおかげでみんなに迷惑がかかった」
「もっとちゃんと仕事しろよ」
「金貰ってるんだから」
「そんなの気を抜くところじゃないだろ」
ところがトヨタに言わせると、
「なぜ社員はポーッとしてしまったのか?」
というここにまた「なぜ?」を設ける。
そうすると分かってきたのは、
明らかにこの社員は疲れていた
残業が続いていて、過重労働で疲れていた
というう事実。
さらに「なぜで残業が続いたのか?」というと、
人手不足だったから。
本来この作業は「これだけの人数」でやらなきゃいけないという取り決まりになってたにも関わらず、欠員が出て、1人抜けたままの状態が続いていたから。
ではなぜ「人手不足のまま欠員が出たままで、その対処がなされてなかったのか?」
と言うと、実は…、
この課長のマネジメントができていなかった。
そうなると、社員のぼーっとしてた、その原因を突き詰めていくと、根本的な原因は、
自分のマネジメントに問題があった…!
ということになります。
ですが、ここまで掘り下げて自分の課題だと思う人は、ほとんどいないでしょう。。
この掘り下げを冷静に行えて、自分自身の行動を見直して、改善につなげる。
これが「禅定」だということでした…。
③負のループ
「散乱」し周りが悪い雰囲気だと、その社内は必ずギスギスしてきます。
特に会社が傾き始めると、それが顕著になるそうです。
ここはまだ僕自身、経験がないことなのですが…^^;
なぜ負のループが始まるのか…?
会社の収益が芳しくないと、
- 社長がこのままではマズいと焦る
- 社長は重役・役員を叱る
- 役員は管理職に厳しくする
- 管理職は社員のせいにする
- 社員は不満が溜まりやる気が出なくなる
- さらに営業成績が落ちる
- 会社の業績がより悪くなる
- 7.まで行ったら、また1.に戻り同じことの繰り返し。。
という、負のループが始まります。
なぜ役員が管理職に厳しくする(≒腹を立てる)のかと言うと、自分が苦しいから。
苦しいからと言って、社長に腹を立てる訳にいかないので、自分より下の立場(弱い立場)の人に八つ当たりをする。
母親と子供の関係でも…
1つ目の例の「母と子供の関係」でもよく見られますが…。
母親が子供を叱り、それがあまりにも行き過ぎ、もう「叱る」というよりも「怒る」と、子供も明らかに萎縮してしまう。。
こういう状態がよくあります。
その場合、この母親も日々ストレスを感じてる・溜め込んでいる可能性が高いです。
例えば、
- 夫から怒られている
- 夫が奥さんに対して冷たく当たる
こういったことから奥さんがストレスを感じて、子供に当たってしまう。
コレもとても他人事とは思えません…(苦笑)
負のループを断ち切るしか無い…
しかし、実はこの夫も社員として、管理職から当たられていた。
というパターンが考えられますし、なんだかありがちな話かと思いました…。
こうなると、すべての流れの中に「禅定」する人がいない(≒自分に目を向ける人がいない)状態。
「お前のせいだぞ!」という人ばっかりになると、引いては
どんどん生きづらい世の中になっていく、ということに繋がっていきます。
また、怒りやすい人は「常にストレスを感じて責められてる」。
だからこそ、また怒りやすくなってしまう。
どこかで誰かがこの負のループを断ち切るために、行動しないと、
負のループにハマってしまう訳ですね。。
しかし断ち切るためには、どうすればよいのでしょうか…?
④光に向かう
仏教の教えでこういう言葉があるそうです。
光に向かって進むものは栄え、
闇に向いて走るものは滅びる。
「光に向かって進む」というのは、
- 自己を顧みて、良い種まきをする
- 自己を振り返って、自分の行いを変える
つまり、禅定するということで、そういう人は栄えます。
「闇に向かって走る」というのは、
- あいつのせいだこいつのせいだと、外ばっかりに当たり散らす
- 怒ったり恨んだりばかりしている
- 自分を変えてみることがない
つまり、散乱という状態で、そういう人は滅びますし、栄えることはもうありません。
光と闇の特徴
光に向かって進むこと(自己を顧みて自分を変える)はとても難しいし、誰でもできることではない。
逆風の中を一歩一歩進むみたいなもので、一歩進むのも大変です。
かたや、人のせいにするのは簡単で、誰でもできるし、人間の本性でもある。
しかし、その本性を抑えて、その心を回り右して、己はどうかと振り返る。
そのように、一歩ずつでも着実に禅定をして進んでいく人は、必ず幸せになれるのでは無いでしょうか…?
一方で、闇に向いて走ると、坂道を転げ落ちるように散乱の心に振り回され、ますます苦しくなってしまい、必ず不幸になると。。
フツーにしていると、大概の人は散乱の心しか無いようです。
その心をを回れ右して、そして禅定。
自分の心や自分の言動に目を向けることができるかどうか?
これが、
- 人生を好転していけるか?
- そのまま転げ落ちていくか?
が決まる!というのが、仏教の教えということのようでした。
まとめ
冒頭の相談者の方の話で言うと、オーナーが社員に対してどう接すべきか…?
問題が起きた時、
- 何故こうなってしまうのか?
- 自分が変えられることは何かないだろうか?
ということに目を向けてみる。
その心がけだけで、相当気持ちは変わります。
- 社員を増やしたらどうだろうか?
- この営業ノルマというのを少し改善できないか?
- オーナーの上の立場(新聞社)にもうちょっと相談できないか?
- そもそも事業の転換期なのではないか?
自分の出来る種まきを変えることによって、これらの人を守ることもできる。
今の苦しい状態は変えられる可能性がある。ということが言えそうです。
結局は、根本的な考え方として、
- 禅定するのか?
- 散乱するのか?
の2択どちらで意思決定するかで、今後の人生が決まることになりそうですね。
これからも精進していこうと思い直しました…!
それでは、今後も自由(FIRE)への道を歩んでいきます!
明日もキラやばー☆( ゚∀゚)o彡°
編集後記:あとがき…
昨日まで2日間、今勤めている会社での、MG(マネジメントゲーム)研修に講師役で参加してました。
今回は、4年前に中学校3年生の時に初めてMGに参加した子が、約2年ぶりに参加してくれました。
男子、三日会わざれば刮目(かつもく)して見よ
なんて言葉もありますが、2年も経つと随分と大人になっておりました。
それは見た目だけでなく、発する言葉や考え方・在り方も。
その子は、総勢25名の前でこんな事を話していました。
初めてMGに参加した時は「こんなこと2度とやりたくない!」と思っていた。
今日もひどい目にあいまくって、とても辛かった。
けど、そんな中でも「何かできることはないか?」と元気にやってみた。
そうすると、周りが応援してくれ、なんとか最後までやりきることができた。
MGで心磨きができていると思うので、次にまた参加できるのが楽しみです!
ホントに高3ですか…?
というくらい、素晴らしい気付き力、感受性の高さ。
僕自身もとても刺激になったし、その子に学ばせていただきました。
こういう瞬間があるから、MGはやめられませんね…!