こんばんは!ケニーです。
いつもブログを読んでいただき、ありがとうございますm(_ _)m
この記事の目次
まずは結論…!
3月は2月に引き続き、ウクライナ情勢と加速する
- インフレ
- 円安
- 金利上昇
に注意して、対策を講じる必要がありそうです…!
ここから本題ッ!
今日はブログ投稿1000本ノックの258本目。
毎月1回「リベラルアーツ大学 両学長」が配信されている、投資関連のニュースから、海外(外国株)のトピックスをご紹介します!
※国内(日本株)のトピックスについては、以下の記事を参照ください
外国株の投資トピックス
①株価指数の推移
G7主要先進7カ国の主な株価指数の年初来は、以下の画像のとおりです。
※画像は動画より引用
- S&P TSX(カナダ):+3.08%
- FTSE100(イギリス):+0.14%
- S&P500(アメリカ):▲5.55%
- CAC40種(フランス):▲7.72%
- FTSE MIB(イタリア):▲9.70%
- DAX30(ドイツ):▲10.02%
- TOPIX(日本):▲4.13%
トピックとしては、以下の2点。
- カナダとイギリスが年初来プラスに浮上
- アメリカは、四半期3ヶ月ベースでは、2年ぶりにマイナスに沈む
また、3月単月の動きはこんな感じです。
※画像は動画より引用
すべて上昇しており、特に米国株上げ幅が大きかった模様です。
なんとなく、株価は上がっており、これからもまた上がり続けるのでは?
とも思えますが、両学長の見解としては、かなり懐疑的とのこと。。
それは以下の表から分かります。
※画像は動画より引用
1971年以降のNASDAQの1日の上昇率ランキングTOP20。
上昇率ランキングトップ20のうち、
- 16回は「ベアマーケット(≒弱気相場)」で起きていた
- その他の4回のうち、2回はベアマーケット終了直後に起きていた
という実績があるようです。
1日の間における大きな株価上昇というのは、「ブルマーケット(≒強気相場)」で発生するというよりも、むしろ「ベアマーケット(≒弱気相場)」で発生する傾向にありそうです。
今はまさにそのベアマーケットの最中です。
今の株式相場は、ベアマーケット中の一時的な反発に過ぎない…。
こう見る人は少なくありません。。
②ゴールド・債券ファンド等の値動き
ゴールド
ゴールドは急騰しています。
ゴールドETFのGLD(SPDR:ゴールド・シェアーズ)の値動きはこちら。
※画像は動画より引用
先進国株の多くが、いまだ年初来でマイナスになっている中で、年初来+7.32%と堅調ですね。
ゴールドに投資していた人は、株式の下げ分をいくらがカバーできているでしょう。
分散投資の威力は、こういう時に確認できます。
債券
債権は、投資額に対して2%〜5%ほどのインカム利息が欲しければ、米国債券が有望な投資候補になります。
というわけで、米国の債券ファンドを3つチェックしていきます。
- AGG ローリスクローリターンな債券、格付け高く利回り低い
- LQD ミドルリスクミドルリターンな債券、格付け普通で利回りも普通
- HYG ハイリスクハイリターンな債券、格付け低く利回りが高い
AGG
米国総合債券に投資する「AGG」というファンドのチャートはこちらです。
※画像は動画より引用
年初来:▲5.47%、分配金利回り:1.83%ほどで、投資対象の約7割は格付けがAAA(トリプルA)の債権です。
価格推移はイマイチで右肩下がりです。
値下がりの理由は金利上昇です。
債券と金利はシーソーの関係にあり逆の動きをします。
※水戸証券より引用
大事なコトなので、2度書きます!
債券と金利はシーソーの関係で逆の動きです。
その証拠に金利のチャートを見てみましょう。
※画像は動画より引用
上記は米国の長期金利の推移です。
現在の金利は約2.4%です。
ご覧の通り、債券価格の動きとは正反対で、2年ほど前から上昇し続けています。
LQD
米国優良社債に投資する「LQD」というファンドのチャートはこちらです。
※画像は動画より引用
年初来:▲7.76%、分配金利回り:2.49%ほどで、投資対象の約8割は格付けが、BBB(トリプルB)〜 Aの債券です。
ギャンブル性の低い「投資適格」な債券であるものの、「AGG」 よりは安全性が低いです。
こちらも金利上昇を理由に、価格の推移はイマイチ…。
HYG
最後の「HYG」のチャートはこちらです。
※画像は動画より引用
「HYG」はハイリスクな債券ファンドです。
年初来:▲5.38%、分配金利回り:4.23%ほどで、投資対象のほぼすべてが格付けCCC(トリプルC)〜 BB(ダブルB)の債券です。
ギャンブル性が高く投資不適格と呼ばれる債券で、
- ジャンク債
- ゴミ債権
- ハイイールド債
という呼ばれ方をします。
リスクが高い分、長期的なトータルリターンは大きい傾向にあります。
こちらも同じく、値動きはパッとしません。。
まとめると、
- AGG(総合債券):▲5.47%
- LQD(優良社債):▲7.76%
- HYG(ジャンク債):▲5.38%
しかし、金利が上がりきってしまうと、
- 保有しているだけで、高い利回りでインカム(利息)が得られる
- これ以上金利が上がらないため、価格の下落余地が小さくなる
- 利下げフェーズに入ると、むしろ価格が上昇していく
金利と債権はシーソーの関係なので、債権価格や利回り上昇などの時期が来るかもしれません…!
今後も要チェックや…!
※SLAM DUNKより引用
③インカム系ETFの値動き
キャピタルゲイン(売却益)も、インカムゲイン(分配金・配当益)も両方狙える、ポテンシャルのあるファンド等です。
- HDV:iShares Core High Dividend ETF
- VYM:Vanguard High Dividend Yield ETF
- SPYD:SPDR Portfolio S&P 500 High Dividend ETF
上記ETFの年初来のチャートはこの通りです。
※画像は動画より引用
分配金を無視して価格だけ見ると…。
- HDV +5.63%
- SPYD +3.68%
- VYM ▲0.35%
という順位になりました。
年初来で S&P500が▲約5%、NASDAQが▲約10%と沈む中、かなり健闘しています。
現在の分配金利回りは、
- SPYD:約3.5%(過去平均 約4.1%)
- VYM:約2.7%(過去平均 約3.1%)
- HDV:約3.2%(過去平均 約3.4%)
という感じです。
低すぎる!っていうほどではない
しかし、特に旨味を感じる水準ではない…
高配当株の買い場が来たら、声を大にして「君が好きだ」と叫びたい…!
※またまた、SLAM DUNKより引用…
④2022年3月のトピックス
1.ウクライナ危機の経済影響
2022年2月24日にロシアがウクライナに侵攻しました。
これに伴って世界経済にどのような変化が起きたのか…?
大きく分けて二つの変化が起きています。
①資源高・農産物高
日本経済新聞社が、
というウェブサイトを公表しているので、ここに掲載されているチャートをご紹介します。
まずは、原油価格。
2月24日以降、原油価格は急騰しました。
※画像は日経新聞サイトより引用
直近では、下落気味ですが、それでも年初期+約38%の水準。
原油高に伴って、ガソリン価格も高騰。
日本では3月28日時点で、レギュラーガソリン小売価格の全国平均が1リットルあたり174円…。
2008年9月のリーマンショック以来、13年半ぶりの高値水準となっています。
次に天然ガス。
原油同様に落ち着きを取り戻しているように見えますが、年初比では+約65%です。
天然ガスは、発電所の燃料などに使われているようです。
そして、原油価格や天然ガスが値上がりすると、電気代が上がります。
例えば、3月30日には楽天でんきがこんなリリースを出しました。
要約すると、
- 国際的に燃料価格が高騰
- 電力調達価格も昨年比2.7倍に高騰
- だから値上げしますよ~!
ということのようです。
話は逸れますが、Youtuberのらるふさんが、電力会社の乗り換えについての動画を配信されていました。
具体的に「今、どの電力会社が良さそうか?」という内容になっていましたので、ご参考下さいませ。
次は小麦。
こちらも現在は落ち着きつつありますが、年初比では+約32%です。
小麦の価格が上がると、パンや麺類など小麦粉を使った製品は値上げされます。
ちなみに、トウモロコシや大豆などの価格も高騰中とのことでした。。
次は金(ゴールド)。
もともと上昇トレンドにありましたが、2月24日を境に高騰。
現在は落ち着きつつあるも、年初比で+約5%。
有事の金、インフレ対策としての金、ということで需要が高まっています。
②金利上昇
次にウクライナ危機が、世界経済に与えた大きな影響の2つ目が、金利上昇です。
高インフレを受けて、各国の中央銀行はこぞって金利を上げようとしています。
ちなみになぜインフレになると、政府は金利を上げようとするのか…?
- 金利が上がる ≒ 借金の金利が上がるということ
- 借金の金利が上がる → 人や企業は借入れを抑える
- その結果、使えるお金が減る → 物価が下がっていく
- 買い手が減ると、売り手はモノの値段を下げて売る
こんな流れになる傾向が高いので、物価が上がりすぎないように、金利を上げるワケです。
そして金利には、
- 主に政府が決める短期金利
- 主に市場マーケットが決める長期金利
の2種類があります。
政府が短期金利を上げると、基本的には長期金利も上昇します。
実際世界の長期金利チャートは、
政府が利上げを急ぐだろう…!
という予想のもと、3月以降右肩上がりになっています。
※画像は動画より引用
金利がどんどん上がっていけば、インフレもいずれ収まる見込みですが、インフレ対策はバッチリ行って生活防衛に努めましょう…!
2.米国の金利動向
先ほどのパートで解説したように、各国の中央銀行は利上げに熱心な姿勢を見せています。
その中でも特に大切なのが、
アメリカの金利動向です!
3月15日~16日にアメリカのすごく偉い人たちが、
どれぐらいのペースで、どれくらい金利を上げていくか?
ということを決めるべく、FOMCという会議を行われたそうです。
結論としては…。
- 現在、0.00%〜0.25%の短期金利を、0.25%〜0.5%とする
- 2022年中に7回分の利上げを予定
- 2023年には3.5回分の利上げを予定
という感じで決まったそうです。
- ゼロ金利政策の解除
- 計:10.5回分の利上げが示された
ということのようです。
最終的に米国の短期金利は、
約2.75%程度になる予想です。
今後の注目ポイントは、利上げのペースと逆イールドの2つです。
①利上げのペース
現状は、1回につき0.25%の利上げが想定されています。
しかし、場合によっては、0.5%の利上げも考えられます。
利上げ幅が大きければ大きい程、株価に与えるマイナス影響は大きくなりそうです。
「次回5月のFOMCでは、0.5%の利上げも辞さない」
という話も出ているようで、その場合は株式市場がまた荒れる予感がします。。
※画像は日本経済新聞サイトより引用
②逆イールド
通常「長期金利の方が短期金利よりも高い」というのが定説です。
これは定期預金で例えると、10年と2年の定期預金があったら、10年定期預金の方が金利が高いのが普通です。
2年拘束されるお金と、10年拘束されるお金だったら、10年拘束されるお金のほうが条件が良くないと、お金を預けたいって思わないですよね…!
しかし、この大小関係が逆転し、短期金利の方が利回りが高くなってしまう。
これを「逆イールド」と言い、
景気後退の予兆として知られています。
3月29日に米国の債券市場で、この逆イールドが観測されました。
※画像は動画より引用
一般的には、逆イールドが観測されてから、
6ヶ月~24カ月以内に景気後退が始まるとされています。
- 今回の逆イールドはたまたまそうなっただけ
- 逆イールドの状況に注視していても、いい投資タイミングが分かるわけではない
という意見もあるようですが、「普通ならこうはならない」っていうのも事実とのこと。。
しかしいずれにせよ、世界経済に異変が起きていないか、アンテナを立てておく必要はありそうですよね…!
まとめ
前回記事でも書きましたが、激動の日々が続いている世の中。。
こんな時だからこそ、自分の身は自分で守る必要があります!
個人的には、今はあまり投資でチャレンジをするタイミングでは無いように思います…!
しっかりと生活防衛資金を貯蓄しつつ、余剰の資産についてはインフレ負けしないよう、
自分のリスク許容度を見極めて、インデックス投資などに回していきましょう!
人生というRPG…!
マネーリテラシー高めて経験値を貯めて、
「お金にまつわる5つの力」のレベルを上げて、
共に成長して楽しんでいきましょ~♪
それでは、今後も自由(FIRE)への道を歩んでいきます!
めちゃハグお元気で!(^_-)-☆
両学長の書籍
両学長は、僕と同い年の方なのですが、親近感のある喋り方と、実践に基づくお金の教養力があり、とても尊敬しております!
書籍「お金の大学」は、両学長の各種動画と同じくらい、とてもわかり易くお金の教養が網羅されています。
FIREを目指されている方は必読の1冊!ぜひご覧ください♪
編集後記:あとがき…
今日は会社PCでExcelで高負荷な処理(VLOOKUP+COUNTIF+マクロ処理)を行ってしまい…。
そこそこハイスペックマシンであるはずのPCのファンが、ずっと唸っておりました…。
Windows10で電源プラン「高パフォーマンス」に設定しているのですが…。
かれこれ、2時間半以上は唸り続けておりました。。
PCを起動したまま帰ってきたのですが、明日の朝には処理が終了してるといいな~…^^;